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介護・福祉の豆知識

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車いすで楽しい旅を(2)

高齢生活研究所所長●浜田きよ子  
 

   前回に続いて車いすが必要な方との旅行についてです。まず何より大切なのは宿泊先に関する情報収集です。最近は旅館でもベッドの部屋があるところが増えてきました。車いす使用者が宿泊するときはベッドの部屋を選びましょう。畳の部屋では車いすを動かしにくいだけでなく、畳を傷めてしまいます。

   介護が必要な車いす使用者の中には、室内は手すりがあれば移動できる人もいます。そんな人の場合は部屋に手すりがどのように付いているか、トイレの手すりはどうかなどを調べておく必要があります。また大浴場の様子も知っておきましょう。せっかく旅に出たのですから、温泉にゆっくり入りたいものです。

   先日、私が宿泊した旅館は大浴場にも入浴台が設置してあり、湯船の縁がまたげない人でも入りやすいように工夫されていました。トイレのドアは電動で開閉しました。もちろん部屋も廊下もバリアフリーです。最近では車いすの方が安心して宿泊できるペンションや旅館、ホテルが増えてきましたが、そんな施設でも直接あれこれ尋ねることが大切です。

  その方の状態によりますが、いざというときのために、携帯トイレや使い捨て吸水シートを持っていくことをお勧めします。これがあるだけで気持ちにゆとりができます。

  友人は以前、要介護4のお父さんと一緒に車で岐阜に行きました。チルト機能とリクライニング機能が付いた車いすにお父さんを乗せて、家族で2泊してきたそうです。お父さんは立つことも困難な状態でしたが、娘夫婦、息子夫婦それに妻の家族全員で行ったのです。現在、お父さんは入院されていますが、旅行のときの写真が枕元にあるそうです。友人も思い切って行って良かったと話していました。 

イラスト
(JA広報通信より)




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